hogawish.com

wish of hogawish
-自称クリエイターがクリエイターに至るまで-

雨晴-amehare-


さっきまでの強い雨は駆けるように消えていった

『ウソみたいだね』『バカみたいだね』

抜ける青を見上げて言った

どこまでも吹かれて消えていく雲を

追いかけて強い風が頬を撫でた

雨上がり濡れた街はゆらりきらめいて

どこか遠く知らない方へ僕を連れ去っていくよ

振り返って見えた道は深い青に色づいて

僕たちの体も全部空に溶けるよ

今日も空は雨模様で世界中を包んでく

僕の今も君の明日もとけるように混ざり合ってく

遠くから君の歌が聞こえてるよ

近くまで君の音を感じれるよ

瑠璃色の丸い雨が窓をたたいて

弾んだような優しいビート 歌を彩っていくよ

あいまいにぼやけてゆく空と雲の境界線

僕たちの距離までゼロになればいいのにね

軋んで 揺らいで 重なる

鈍色の歌たちが

静かなコードを緩やかに紡いでく

窓伝う雨をなぞって君が言ったんだよ

『いつまでも世界はこんな綺麗でいられんの?』、なんて

僕もそんな思いにギュッと胸の奥が痛むんだ

だからギュッと手を握るんだ 泣かないように

厚い雲切り裂くように虹の橋が見える

弾けて飛んだ大きな粒に光が乱反射してる

急にパッと君が笑った 僕もつられて笑う

渇いてく風のにおい 深く息をした

広がってく 青い色に

遠く手を伸ばす

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